2021/04/16
初夏の暑さを思わせる日もあれば、出掛けに寒さを感じる日もあり、着るものに困ってしまうこの頃です。
毎年訪れるこのような時期には、単衣の襦袢が重宝します。
夏の生地ではなく、袷と同じ生地を単衣仕立てにした襦袢です。
私自身、春以降、動いて暑さを感じるような日がきましたら、まず襦袢を単衣にしています。
どちらかといいますと寒がりの方なのですが、今年は4月に入ってすぐに単衣の襦袢にしました。
急にまた肌寒い日になっても、着物はまだ袷なので大丈夫。
自身の体感温度にあわせて、羽織りものを袷にしたり、単衣にしたりして調整しています。
ですので、単衣仕立ての羽織ものも、とても重宝しますよ。
いずれにしましても、これから夏に向かいますので、袷でも単衣でも、装いには“軽やかさ”を取り入れたいですね。
深い色の紬の着物と、やさしい桜ネズの染めの着物に、明るい地色の軽やかな袋帯を合わせてみました。
さらりとした渦巻文様は、“こなれ感”や“ぬけ感”も加えてくれますでしょうか。