店主こだわりの生地、模様、柄を取り揃えてお待ちしております。着物購入後のクリーニング、シミ抜き、そして洗い張り、染め替え、仕立直しなど、【万葉烏梅染しぎや】は丁寧なアフターケアにもご好評いただいております。

お問い合わせ
   

万葉烏梅染しぎやのブログです。お店のことや、お越し下さる方々との素敵な出来事など、ご紹介いたします。

夏の帯 ~ユリ~  [2017年07月30日]
今年もあちこちで百合がキレイでした。
まっすぐな茎に高く花を咲かせるユリは、とても存在感があります。
 
百合_201707
 
 
人類史上最も古くから栽培されていた花のひとつといわれる百合は、特に 古くヨーロッパでは特別な意味が持たれ、キリスト教との深い関わりも知られています。
 
以前ここで、フルール・ド・リスの話題を載せましたが、百合は、アヤメ科のアイリスとともに、フランス国王のシンボルでもありましたね。
 
その後、当時まだ百合が園芸用としては出回っていなかったヨーロッパに、その美しさを改めて知らしめたのは、日本の百合。
 
江戸時代、来日したシーボルトなどによって日本の百合が欧米に紹介されると、その美しさは絶賛され、明治以降、絹、日本茶と同様に、日本の百合の球根は 欧米に向けて大量に輸出されるようになったとのこと。
中でもテッポウユリ、ヤマユリ などが輸出されたそう。
 
 
 
 
 
蘭字_ユリ
 
 
 
 
日本からの輸出品に使用された商品ラベル(蘭字)も、日本を象徴するたくさんのデザイン画が描かれており、ラベル自体とても人気があったそうですが、その中にあった百合の絵の蘭字も印象的です。
(画像は「蘭字カレンダー」の一部より)
 
 
今では世界で多くの種類の百合が出回っていますが、何十年と続けられてきた品種改良も、その多くは日本の百合をもとになされたようです。
 
皆様は、どの種の百合がお好きでしょうか?
 
 
 
日本でも古くから愛されてきた百合は、もちろん着物の図案にも。
 
ここで、以前当店でお創りしました、百合の花の帯を少々ご紹介致します。
 
単衣から夏の時期にかけて、さらりとやわらかい雰囲気の帯があったらー、
というお客様のご要望から、いろいろお話をさせていただき、結果、絽の生地を使った染帯をご提案させていただきました。
そして柄模様は、お客様のお好きな花である百合を描くことに。
涼やかに、淡くやわらかいタッチで、波と百合を。
夏帯_百合_ey
 
 
毎年6月から夏にかけては、お茶会でも着物をお召しになる機会の多いY様。
ちょうど特別な会が予定されており、その日程に間に合うようにと、お創りしたのでした。
 
このときは、地色に 桜系の色味も候補に上がったのですが…、
今回は、よりすっきりとした印象のものに、ということで、薄いグレー系に。
 
Y様の、上品でやさしい雰囲気の着姿が目に浮かびます。
 
出番多くご利用いただけますように。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Posted at 09:00