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万葉烏梅染しぎやのブログです。お店のことや、お越し下さる方々との素敵な出来事など、ご紹介いたします。

1月の万葉着物教室  [2016年02月05日]
『万葉きもの教室』は、きものについての様々なことを、テーマ毎に1回1回の授業に分けて開催しております。
キモノが好きな方、全く初めての方、またきものに関わったお仕事をされている方など・・・
ご興味のあるテーマの授業を、どの回からでも、どの順番でも、受講していただけます
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1月は アドバンスコースの「キモノの糸 “絹”について」でした。
 
今回は、絹がまず繊維として どのようにつくられて、どのように糸を構成していくのか、という過程からスタート。
以前は貸し切りバスに乗り、皆さまと群馬の製糸工場内や「日本絹の里」見学に行きましたが、ここ数年は日程調整がつかず・・・。以前毎回ご参加くださっていた方々は、「ここは何回言っても新しい発見があって楽しいわ~」とおっしゃって下さいました。ホントにその通りだと思います。
群馬には、他にも素敵な場所、美味しいお店がありますので、また皆さまと一緒に実行出来たらと思っております。
 
さて、絹といったら無くては語れない存在は―皆さまご存じ “お蚕さん”。
虫が苦手な方は、時に目を覆いながらご覧になっていましたが、繊維の女王といわれる絹は、まさにこのお蚕さんから生まれますので、ここもしっかりお勉強!
 
「お蚕さんって凄い!」参加された皆さまからは、改めて感嘆の声が。
 
お蚕さんの貴重で不思議な?はたらきにより生まれた繊維が、人の手によって大切に糸として形成されていく様子を知ると、キモノというものに益々愛着が湧いてしまうのではないでしょうか。
古文書に残された記述からも、日本では養蚕や、機織りの大切さがずっと言い伝えられていることがわかります。
日本には日本なりの、人と絹との強い結びつきがあったのですね。
 
生糸と繭
 
 もちろん絹は昔から世界中で憧れられた存在でもあります。
遠い中国から、ヨーロッパの人々が何としてでも手に入れたかったSILK~。
こちらの方面は、万葉きもの教室 べーしっくクラスの『キモノの歴史』の方で。
また、糸からその後の織りについてはべーしっくクラスの『キモノのしくみPart2』にて、しっかり触れていきます。
 
 
 
 
さあ今回も、お勉強の後は、お疲れさまティータイム!
年明け最初の教室ということで、縁起の良い二つのお茶をご用意致しました。
一つは、昨年 全国品評会で入賞された、静岡の手揉み煎茶。二つ目は、一保堂さんの「大福茶」。
 
入賞茶と大福茶
 
 
 繊細でうま味たっぷりの手揉み煎茶と、炒った玄米の入った香り豊かな大福茶は、淹れ方は全く正反対。
 
茶葉、淹れた後の茶殻、お茶の色(水色)、香り、味と、全く違った特徴的な二つのお茶をお楽しみいただきました。
 
 
 
 
お茶2種明治の頃は、日本茶も、そして生糸も海外から強く求められ、多くの女性たちが茶摘みや養蚕の仕事に携わっていましたね。
その様子は多くの浮世絵にも描かれており、特に養蚕図には、その時の女性たちのキモノ姿、帯結びの様子が細かくあらわされています。
開国後も、江戸時代から流行っていた帯結びがしっかり愛用されていて、絵の中の女性ひとりひとりが異なった結びをしている様子はとても面白いです。
(こちらの方面は、べーしっくクラス「帯のあれこれ」で。)
 
 
 
1月のお菓子今回のお菓子は、
はちのやさんの“自由が丘 ここん”。
「ここん」は、フランス語で「」を意味するとのこと。まさしく繭の形をした、フワサク♪のとても上品なお菓子です。
 
そして1月ということで、おめでたく 鶴屋吉信さんの“寶ぶくろ”。
名前の通り可愛いくおめでたいパッケージ。
 
 
 
美味しいお茶とお菓子をお楽しみいただきながら、今日のテーマでもう一つ重要でありました、
身体にも嬉しい「絹の効用」についても、ゆっくりお話しさせていただきました。
 
今回も、とても楽しい教室でした。
ご参加下さいました皆さま、どうも有難うございました。
 
2月の万葉きもの教室は、日程を当初より変更させていただき、2月20日(土)です。
どうぞ宜しくお願い致します。
Posted at 17:00