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11月の万葉きもの教室について 「キモノの文様」  [2015年11月28日]
『万葉きもの教室』は、きものについての様々なことを、テーマ毎に1回1回の授業に分けて開催しております。
キモノが好きな方、全く初めての方、またきものに関わったお仕事をされている方など・・・
ご興味のあるテーマの授業を、どの回からでも、どの順番でも、受講していただけます。
 
さて、10月のきもの教室はお休みいたしまして、11月のきもの教室です。
テーマは「文様」。
 
装飾・模様はその国の文化を表すものです。
文様には
「植物」「動物」「幾何学」「自然」「風景」「器物」等々があり、
またその中でも、季節を表すことの他、慶弔、吉祥などの意味合いを持つものも多くあります。
 
例えば「松喰い鶴」
寿命千年といわれる鶴が、樹齢千年といわれえる松をくわえる様子を意匠化したものです。
日本ではおなじみの鶴と松の組合せですが、
これも元をたどれば3世紀ころのササン朝ペルシア(イラン高原勃興の勢力に発する。日本からはるかはるか西ですね!)にたどり着きます。
もちろん、鶴と松ではなく、鳥が花をくわえています。
  
飛鳥・奈良時代に大陸・仏教文化がもたらされた当時の資料には、シルクロードで伝わった西の文化、中国の古代思想に基づく文様や空想上の動植物をモチーフにした文様が見られます。
今でも有名なのは「正倉院文様」。こちらはキモノや帯でも時々目にしますね。
 
平安時代になると大陸文化は形を変えて、日本独自の文様へ。
 
そして鎌倉時代には有職文様」が確立し、これは 身分や地位を表すものにもなりました。
 
時代が進むにつれ、「光琳文様」、和歌に詠まれて有名になった風景(「竜田川」=「紅葉」)などの文様等が生まれます。
日本の動植物・気候・風景を反映したものですね。
 
今でもよく使う文様が飛鳥・奈良時代から続くものもると知り、受講生の皆様は少し驚かれたようです。
私自身、一番驚いたのは「雪の結晶」が江戸時代からあったということでしょうか。
 
日本に生まれ育つと、意識はしなくても季節季節の花、鳥、虫、草木、空の色、雲の形を見ていますよね。
街中で見聞きした事柄、例えば「鶴と松はおめでたい!」ということなども、知らず知らずに学んでいます。
「真冬に朝顔」なんておかしいなぁ、と感じるものですよね。
(ただし、夏に雪の結晶を用いて清涼感を出す、なんていうのもあるのですが。。。)
 
そうした知識・感覚に加え、その文様の持つ意味を学ぶと、更にきものを着るのが楽しくなります。
文様はあまりに多いので、本日のテキストには20点ほどのご紹介となりましたが、
やはり皆様(もしかしたら一番)興味深深の内容だったようで、
「専門書を買ってみようかしら」など、熱い講座となりました。
 
最後に文様の表現手法をクイズに取り組んで頂きました。
「流し」「散らし」なんて、分かるよう分からないような・・・・。
 
そして、お疲れ様のティータイムです。
 
11月1日が紅茶の日”ということで、今月は紅茶月間!
紅茶は 秋の気分?でモルティーフレーバーが楽しめるアッサム。
そして紅茶と相性の良いチョコレートを。
BEL AMERさんの「パレショコラ」は、店頭に並んだ商品のあまりの可愛さに、いくつも夢中で選んでしまいました。
 
お出しした瞬間、皆さまも 「キャ~!」
迷った結果、H様が選んだ黄色のチョコレートはなんと、レモンスカッシュ!
単なる「レモン味」ではありません。
中にプチプチシュワシュワする素材が入っており、上質なチョコの甘さとシュワッと感が美味!
 
少しずつ分けて頂いて、皆で味見してしまいました。
 
豚年生まれの私は、ピンクの豚さんを選びました。
 
また本日は、
クロード・モネの「ラ・ジャポネーズ」の絵を教室内に
 
昨年、世田谷美術館の『ボストン美術館 華麗なるジャポニズム展 印象派を魅了した日本の美』を観に行ったこの絵が好きな教室主催者が、観覧後の気分高まる中、売店で購入したレプリカです。
日本のキモノにしても、絵画にしても、西洋に与えた影響って、すごいんですね。
 
次回のきもの教室は、年明け1月を予定しております。
<by staff Y>
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Posted at 10:38