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万葉烏梅染しぎやのブログです。お店のことや、お越し下さる方々との素敵な出来事など、ご紹介いたします。

9月の万葉きもの教室について「キモノのお手入れ」  [2015年11月28日]
『万葉きもの教室』は、きものについての様々なことを、テーマ毎に1回1回の授業に分けて開催しております。
キモノが好きな方、全く初めての方、またきものに関わったお仕事をされている方など・・・
ご興味のあるテーマの授業を、どの回からでも、どの順番でも、受講していただけます。
 
さて、ご報告遅くなりましたが、9月のきもの教室は「キモノのお手入れ」でした。
 
大事なのは、着用後のケア!
洋服と違い、すぐに洗えない事が多いキモノの大敵は、実は「汗」です。
放っておきますと、変色、かびの原因にもなります。
絹は汗の成分「塩分」にとても弱いのです。
 
目だった汚れが無くても、帰宅後のほんのひと手間が大事です。
 
しかし、大変な作業はなかなか実行しずらいもの。
そこで、下記の3つだけでも実行していただき、着用したキモノ、襦袢の湿気を取りたいですね。
 
1、手をきれいに洗う
2.キモノ用ブラシをかける(←できれば…)
3.キモノ用ハンガーに吊るす
 
そしてハンガーに掛けている時や、その後、キモノをたたむ時に、
衿や胸元、上前の所々に あれっ!と シミを見つけることは、よくあることです。
 
 
どんなに気をつけていてもシミや汚れはつくもの・・・そんな時はどうしたら?
 
今回は、ご家庭で利用しやすいベンジンを使って実践!
 
「ベンジンを使うのは知っているけれど、不安で使ったことが無いわ・・・」
と、受講生の方々。
 
確かにベンジンはニオイも強いし、化学薬品だし、そうですよね。
だからこそ、万葉きもの教室にいらして頂いているのです!
 
座学が終わり、今度は実践の時間です。
 
受講生の方のキモノを借りて、衿の部分の汚れを落とします。
まずは講師のお手本。
 
ベンジンをたっぷりつけて、ふきます。
 
「そんなにつけるの!?」
「力加減や、拭く早さ、叩く強さなどやはり実際に見てみないと分からないわよね」
と、皆様の声。
 
そして、今度は受講生の方々の実践です。
講師の手本を見た後ですが、やはり不安なのかおそるおそるといった感じです。
でも
「きれいになった!」
ベンジンで汚れを落とした後は、すぐにドライヤーをかけます。
 
(★ベンジン使用のお部屋では 窓を開けるなど 喚起を忘れずに!)
 
ただし、ベンジンは万能選手ではありません。
 
水でできた輪ジミや、全体に汚れている場合などは、キモノ専門店に出しましょう。
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そして、画像のひとつにありますのが、お醤油がのってしまっているキモノ!
 
たらした醤油は見事盛り上がって、染みこんでいません。
とんとんと、ティッシュで吸い取って、さらに水をかけて、またティッシュでとんとん。
 
皆様からまた「おーっ!」の声です。
 
こちらはパールトーン加工の効果を実践していただきました。
 
撥水加工にもいろいろ取り扱いメーカーがございますが、皆さま、わりとご不明な点が多いようで、
日頃よくご質問をされます。
 
当店では、長年パールトーンを取り扱わせて頂いておりますので、詳細をお知りになりたい方は
是非お問合せ下さいませ。
 
 
さて、実践の後は、お疲れ様のお茶タイムです。
 
11月現在も様々なが咲いていますが、授業の9月は重陽の節供でしたので、器、お菓子と菊づくし
 
朱色のお皿に、白の菊(マーガレットとも…)が映える、オールドノリタケ赤菊のティーセットに、
 
茶菓子は とらやさんの の最中 「弥栄」、
そして 青山さんの 丹波豆 「青山」 と、
何かしらにちなんだものをお出ししました。
 
今回も皆さまのお陰で楽しい会となりました。
ご参加下さいました皆さま、どうも有難うございました。
 
 
次回の万葉きもの教室は、11月を予定しています。
(by staff Y)
Posted at 09:10